丸一鋼管、豊田通商と共同でフィリピンに二輪・自動車用鋼管の製造拠点設立

 丸一鋼管は12月7日、豊田通商グループとフィリピンのマニラ郊外において、共同出資による二輪・自動車用鋼管の製造子会社(資本金約15.6 億円)で設立すると発表した。工場敷地は約2.9 万㎡、工場建屋は約8,000㎡で、2019年春頃に操業する予定。

 フィリピンはここ数年ASEAN 地区で最も高い経済成長を維持し、国民所得の上昇にともない二輪・自動車の需要も急激に増えている。すでに進出している日系二輪・自動車関連企業の鋼管需要も今後増えていくと期待されることから、両社は、日系二輪・自動車関連メーカーが集中するマニラ郊外に、共同で現地法人を設立し、鋼管製造を行う新工場を建設することにした。

 丸一鋼管と豊田通商は、日本国内及び世界4 か国(中国・ベトナム・インド・メキシコ)で二輪・自動車用鋼管の製造販売を共同で行っている。その豊富な経験と、現地で様々な事業を展開している豊田通商グループの知見を活かし、高品質の鋼管を現地生産し、ユーザーの原材料現地調達ニーズに応えていく。

<新会社の概要>

会社名:Maruichi Philippines Steel Tube Inc. (MPST)

所在地:フィリピン共和国パタンガス州リパ市LIMA 工業団地内

出資者:丸一鋼管70%、豊田通商グループ30%

資本金:約15.6 億円

設 立:2018 年3月予定

代表者:竹内健(丸一鋼管社長室長兼務)

事業内容:二輪・自動車部品メーカー向け鋼管の製造販売

工場敷地:約2.9 万㎡、工場建屋:約8,000㎡

設備概要:造管機1 台、切断機ほか

稼働予定:2019 年春頃

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