エア・ウォーター・ゾル、約30億円投じて茨城工場内にエアゾール製品と液体充填品を生産する新工場

■化粧品(液体充填品)受託市場に本格参入

 エア・ウォーターグループのエア・ウォーター・ゾル(本社:東京都千代田区)は12月4日、茨城県小美玉市の同社茨城工場内にエアゾール製品および液体充填品を生産する新工場を建設することを決定、同日着工したと発表した。初期投資額は約30億円で、延床面積12,761㎡の工場を建設、は2018年10月の稼働を予定している。

 エア・ウォーター・ゾルは、高度なガステクノロジーを活用して、化粧品、医薬品、医薬部外品などの人体用品、家庭用品から、塗料、工業・自動車用品にいたるまで、暮らしや産業に欠かせない存在となっているエアゾール製品の製造・販売を行っている。

 特に、顧客ブランドの商品を製造するOEM供給では、医薬品・医薬部外品・化粧品のほか、食用油脂や食品添加物などの幅広い製品を、大ロットから中ロットまでフレキシブルに対応できる生産体制を強みとしており、多種多彩な業種の顧客からその開発力と生産力を評価されているという。

 現在、同社は、年間の生産数量では国内エアゾール業界第3位のポジションにある。新工場の稼働によって、人体用品および家庭用品をはじめとしたエアゾール製品の生産能力の増強を図るとともに、国内外における化粧品需要の拡大を背景に成長が続いている化粧品(液体充填品)の受託市場への本格的な参入を図る。

 また、新工場の稼動に合わせて、研究開発やマーケティング体制の更なる強化を図ることで、これまで以上に高付加価値な製品を提供できる生産・開発体制の構築に取り組んでいく。

<新工場の概要>

建設予定地:茨城県小美玉市三箇817番地1(同社茨城工場内)

延床面積:12,761㎡

階 数:地上2階建

生産品目:エアゾール製品および化粧品を中心とした液体充填品

生産能力:9ライン:年間約5,000万本

(尚、上記は最大値であり、新工場建設時は3ライン、年間約1,500万本を計画)

投資規模:約30億円(初期投資額)

着工時期:2017年12月

稼働時期:2018年10月(予定)

 ニュースリリース