東京製綱は11月27日、岩手県北上市の同社子会社跡地に建設を計画していた新工場の建設工事に着手したと発表した。炭素繊維複合材ケーブル(以下CFCC)を年間3,500km製造する。建屋約2,800㎡で、2018年7月から商業生産を開始する予定。投資額は約15億円を予定。
同社はこれまで、CFCCを成長戦略の主力製品として展開したきた。特に送電線用途について、米国有力ユーザーとの共同開発が佳境を迎えている一方、新興諸国における市場開拓も堅調に進んでいる。今回、来期以降の受注本格化を見据えた生産体制の構築を目的に新工場の建設を決めた。
<新工場概要>
名称:東京製綱(株)CFCC北上工場
所在地:岩手県北上市北工業団地2番16号
敷地面積:33,000㎡、新設面積2,800㎡、既設建屋4,600㎡
生産品目:炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)
生産能力:3,500km/年(愛知県蒲郡工場の既存能力との合算で6,000km/年)
稼働時期:2018年7月
投資額:約15億円