日揮、インドネシアでガス処理プラント建設プロジェクトを受注

 日揮は12月4日、日揮現地法人のJGCインドネシア社およびインドネシアPT Rekayasa Industri社(レカヤサ社)と共同で、インドネシア国営石油会社であるPT Pertamina (Persero) 社(プルタミナ社)傘下のPT Pertamina EP Cepu 社(プルタミナEPチェプ社、以下、PEPC社)がインドネシアの東ジャワ州ボジョネゴロ地区で計画するガス処理プラント建設プロジェクトに係わるEPC役務を受注したと発表した。

<プロジェクトの詳細>

契約先: PT Pertamina EP Cepu社(PEPC社)

建設場所: インドネシア共和国東ジャワ州ボジョネゴロ地区

 (Bojonegoro, East Java Province, Republic of Indonesia)

契約内容: ガス処理プラント建設に係わる設計、機材調達、建設工事(EPC)役務

契約形態: ランプサム契約

受注金総額: 約1,000億円(うち、日揮グループによる受注額は約400億円)

<プロジェクトの概要>

 プロジェクトは、PEPC社等が保有するボジョネゴロ近郊のJambaran – Tiung Biru ガス鉱区より産出される日量330百万立方フィートの高酸性ガス(硫化水素1パーセントおよび二酸化炭素34パーセントを含む)を処理し、日量172百万立方フィートのセールスガス、およびコンデンセートなどを生産する設備を建設するもの。

 インドネシア政府は、増加する国内エネルギー需要に対応するため、国内ガス供給網の整備を重要課題として掲げており、同プロジェクトは同政策に沿った国家戦略的プロジェクトに位置付けられている。なお、同プラントで精製されたセールスガスは、国営電力会社が東ジャワ州において建設を計画しているガス火力発電所で主に使用される予定。

 日揮は、1970年代からプルタミナ社向けに数多くの実績を有しており、今回の受注は、インドネシアにおける日揮の長年の実績、プロジェクト遂行能力、価格競争力等が総合的に評価された結果であると考えている。

 インドネシアでは、プルタミナ社が主導する既設製油所改造及び新設等、引き続き複数の大型プロジェクトが計画されている。同プロジェクトを成功裏に完成させると共に、インドネシア顧客の幅広いニーズに対応可能なエンジニアリング会社として積極的な営業活動を展開することで、今後も日揮は、インドネシアの更なる産業発展および生活基盤の向上に貢献していくとしている。

 ニュースリリース