㈱明治は11月30日、約20億円を投じて東海工場(静岡県藤枝市)でグミの製造ラインを増強、2017年11月から生産を開始すると発表した。
グミ市場は、健康志向の高まりや、その独特の食感が受け入れられ、2010年より継続的に拡大している。明治においても、果汁グミを始めとしたグミカテゴリーは好調に推移しており、2016年市場シェアは27%で、トップシェア。今後もグミ市場は成長が見込まれることから、製造ラインを増強し、生産体制を整えていくことにした。
明治では、「手軽にくだもの」というコンセプトの「果汁グミ」ブランド、どこでも手軽にポイポイ食べられる「ポイフル」ブランドなど、顧客の幅広いニーズに応えるため、多くのブランドを展開している。今回、生産設備の増強を行うことで、安定的な商品供給を図るとともに、より一層のグミ市場活性化に取り組んでいく。
富士経済によると2017年の市場規模は16年比15.2%増の433億円の見込み。22年には529億円まで伸びると予測されている。