東洋エンジニアリング(TOYO)は11月28日、今年10月、東ソーが四日市事業所で計画している基礎化学品原料のエチレンを生産するナフサ分解炉の増設プロジェクトを受注したと発表した。TOYOは建設計画初期段階から参画し、今回の受注に至った。
同ナフサ分解炉は、TOYOが半世紀以上に渡り提携関係にある米国ルーマス社の先進技術であり、エチレン収率を向上させたルーマス法最新型分解炉が日本で初めて導入されることになる。ルーマス社の技術は全世界のエチレンプラントの約4割に採用されている。TOYOはルーマス法エチレンプラントを世界各地で45基建設しており、今後もルーマス社と協力し、エチレン案件獲得に向けて積極的に取り組んでいく。
同プロジェクトでは、国内子会社であるテックプロジェクトサービス(TPS)が工事を中心に担当する。TOYOとTPSは協力して国内顧客案件獲得に積極的に取り組み、ビジネス拡大を図っていく。
<受注概要>
客先:東ソー株式会社
受注者:東洋エンジニアリング株式会社
建設地:東ソー四日市事業所内(三重県四日市市)
対象設備:ナフサ分解炉1炉増設
役務内容:設計、調達、工事 一括請負
完成予定:2019年秋