日本発条(ニッパツ)、約84億円投じて長野県に半導体製造装置部品の生産工場を建設

 日本発条(ニッパツ)は11月24日、長野県上伊那郡宮田村に半導体製造装置部品の生産工場を建設すると発表した。工場規模は延床面積10,947㎡で、2017年12月に着工、2019年4月稼働の予定。投資額は84億円の見込みだが、今後の状況により2期工事として追加投資(40~50億円程度)を検討するとしている。

 半導体市場は、スマートフォンやクラウドサーバーの記憶容量拡大、自動車の電装化、IoTを駆使したAI、ロボット向け高性能品拡大等により今後も今まで以上の成長が見込まれている。ニッパツは、神奈川県の伊勢原工場で半導体製造装置用の部品を製造・販売しているが、これら需要拡大に伴い受注が大きく増加しており、生産能力増強を目的として新工場を建設することにした。

<新工場の概要>

名称:産機事業本部 接合・セラミック部 宮田工場

所在地:長野県上伊那郡宮田村5352-6

投資額:84億円(見込み・1期工事)

工場規模:延床面積 10,947㎡

生産品目:半導体製造装置部品

着工予定:2017年12月

完成予定:2019年1月

稼働予定:2019年4月

完成後生産能力:伊勢原工場と同等

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