クボタ、欧州ノンロードディーゼル第5次排出ガス規制で小型ディーゼルエンジンの認証取得

 ㈱クボタは11月22日、地球環境保全意識が高まるなか、更なる環境負荷低減を目的として2019年から始まる欧州ノンロードディーゼル第5次排出ガス規制(EU Stage V)に対応する19kW未満(25.5馬力相当)の小型ディーゼルエンジン(11型式)の認証を取得したと発表した。

 今回認証を取得したディーゼルエンジンは、クボタのトラクタ・コンバインや建設機械に搭載するほか、海外の大手建設機械・産業機械メーカー、発電機・溶接機メーカー等にOEM供給する。

<認証の概要>

認証取得日:2017年10月27日

認証機関:Kraftfahrt-Bundesamt(German Federal Motor Transport Authority)

認証モデル:産業用水冷ディーゼルエンジン(11型式)

D782,D722,Z482,Z602,D902,D1005,D1105,D1305,V1505,D1703,V2203L

■欧州ノンロードディーゼル第5次排出ガス規制(EU Stage V)について

 ・欧州においてノンロード移動機械に搭載されるエンジンに対する新しい規制(REGULATION(EU)2016/1628)が2019年から2020年にかけて実施される。

 ・この新しい排ガス規制は、現在実施されている排ガス規制(Directive 97/68/EC)が第4次段階(StageIV)であることから、通称Stage V規制と呼ばれており、出力カテゴリーによる違いはあるが、概して日米欧の現行の排ガス規制よりもう一段階厳しいレベルとなっている。

 ・これまで19kW未満(25.5馬力相当)のディーゼルエンジンは規制対象外だった。

 ニュースリリース