技研製作所、建設工事用鋼材販売・設計・施工の豪J Steel社の株式取得を決議

 ㈱技研製作所は11月17日、J Steel Group Pty Limitedの株式取得について決議したと発表した。11,022千豪ドル(約9億5800万円)を投じ、同社株の50.1%を取得する。

 J Steel社は2007年の創業で、オーストラリア、ニュージーランドおよび南太平洋地域において、基礎工事および構造用の鋼製建設資材の販売を行うために設立された会社で、創業以来、エンジニアリング設計、設置・組立、プロジェクト管理にも重点を置きながらサービス領域を拡大している。

 また、ルクセンブルクに本社を置く世界最大の鉄鋼メーカーであるアルセロール・ミッタル社のオセアニア地域における代理店であり、今年に入ってからは技研製作所製品であるサイレントパイラーSW100、ECO600Sを導入し、圧入工法の普及拡大にも精力的に取り組んでいる。

 鋼材商社として同社が有する質の高い海外案件情報、コネクション、販売網、世界中からの材料調達力は、今後の技研製作所のグローバル展開に確実に資するものであると同時に、同社社長のアンソニー・バートラムス氏の事業構想や方向性は、技研製作所が推進する「トータルパッケージ」、「自社デザイン」と合致している。

 同社の持つ経営資源は技研製作所グループの機能を補完し、グローバル化の推進を強力に後押しすることができるものであると判断し、株式を取得することにした。

 ニュースリリース