コマツ、米テキサス州ロングビューでパワーラボ施設の起工式

 日本の建設機械メーカー、コマツは11月14日、米国テキサス州ロングビュー(Longview)で新しいパワーラボ(電気研究)施設の起工式を行った。約600万ドル(約6億8,000万円)を投じて23,000平方フィート(約2,138㎡)のラボ施設を建設するもの。ロングビュー経済開発公社(LEDCO:Longview Economic Development Corp)と共同で起工式が開催された。News-journal.comが11月15日付けで報じた。

 「これらの電気駆動ソリューションを適用することで、鉱山分野で最高の性能を発揮するショベル、ローダー、地下設備が生まれます」とロングビューのローダー・プロダクツ部門の副社長兼ゼネラル・マネージャー、Rod Bull(ロッド・ブル)は述べている。「当社はコマツの製造と設計業務のエリアキー(重要拠点)としてこの新しい施設を開設することができ、コマツのチームが世界中のイノベーションの文化に貢献し続けることができることを嬉しく思っています。」

 コマツでは、ブレーキングサイクルを通してエネルギーを取り込んで、性能向上と燃料消費を削減するエネルギー効率の良い鉱山設備を作り出している。コマツ独自のSR Hybrid Drive technologyとKinetic Energy Storage Systemは、機械の加速を向上させ、エンジン・ターボ・ラグの影響を低減し、マシン・サイクル時間を大幅に改善するために、エンジン消費量を30%削減し、エンジン出力を50%以上補うことが証明されている。

 新しいパワーラボの拡張された機能により、さらに排出量を削減する深いエネルギー貯蔵ソリューションを通じて、環境への影響を低減する電気駆動製品の開発を加速する。