日精樹脂工業、射出成形機好調で4~9月売上は12.8%増の202.6億円

 日精樹脂工業が11月10に日発表した2018年3月期第2四半期(4~9月)連結業績によると、主力である射出成形機の販売が好調だったことなどから、売上高は202億6,100万円(前年同期比12.8%増)、営業利益は17億4,500万円(同23.8%増)、経常利益は18億9,200万円(同136.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億3,700万円(同135.7%増)となった。

 日精樹脂17年第2四半期データ

 4~9月期の国内経済は、堅調な企業業績を背景に回復基調で推移、世界経済は、北朝鮮情勢の緊迫化等の地政学リスクおよび米国の政治政策動向から不透明な状況が継続するなか、射出成形機業界は、国内および海外とも需要が堅調に推移した。

 製品別売上高は、射出成形機売上高が155億8,300万円(前年同期比13.1%増)、周辺機器売上高が14億8,900万円(同31.6%増)、部品売上高が26億7,100万円(同7.4%増)と増加したが、金型等の売上高は5億1,700万円(同8.2%減)となった。

<日 本> 自動車関連およびIT関連の需要が堅調に推移したこと等から売上高は、97億9,200万円(前年同期比6.0%増)、専用機、特殊機の需要が増加したことからセグメント利益は11億9,000万円(同361.3%増)となった。

<アメリカ地域> 自動車関連からの需要が減少傾向にあったこと等から売上高は、44億2,900万円(同5.3%減)、セグメント利益は3億9,200万円(同12.7%減)となった。

<アジア地域> 中国および東南アジアからの需要が増加したことから、売上高は、60億3,900万円(同49.3%増)、セグメント利益は4億6,500万円(同16.8%増)となった。

 2018年3月期連結業績は、売上高375億円(前期比2.1%増)、営業利益27億円(7.0%増)、経常利益27億円(33.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益17億円(15.8%増)と期初見通しを据え置いている。

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