DMG森精機は11月10日、上海テクノロジーセンタをオープンしたと発表した。現地時間 11 月 8 日にオープニング セレモニーを行い、森雅彦社長ら関係者によるテープカットが行われた。
2016 年12 月に生産を終了した上海工場を全面的に改装しショールーム、アカデミーの機能を充実させ、また、 50mのラインを 3 案件同時に立ち上げ可能なターンキーエリアとスペアパーツ部門を新たに設置し、上海テクノロジーセンタとしてスタートする。
ソリューションセンタでは最新機種である DMU 50 3rd Generation を始め、CMX 600 V、LASERTEC 65 3D などの注目機種を含む 25 台で実演加工をした。さらに、 インダストリー4.0 / IoT を駆使した自動化の提案、CELOS のアプリケーションを活用したスマートファクトリーの 実演は大変好評を得たとしている。
自動化システム需要の拡大、EV シフトによる自動車産業への注目の高まりを背景に、これまで中国全土に約 17,000 台以上の工作機械を納入してきた。今回オープンした上海テクノロジーセンタは、中国をはじめ 近隣国の顧客に最高の製品とソリューションを提供するため、グローバルに展開する DMG MORI の販売・ サービス活動の重要な役割を担っていく。航空機、金型といった高精度を求められる産業に欠かせない 5 軸 加工機のエキスパートであるアプリケーションエンジニア約 30 名、保守・保全の際に顧客のもとに駆けつける サービスエンジニア約 260 名を中心に、約 330 名の社員が活躍している。
<上海テクノロジーセンタ>
所在地:No.178 West YinDu Road, Songjiang District, Shanghai 201612, China
敷地面積:1,735 m²
社員:約 330 名