東洋エンジニアリング、インドでパン用イースト生産設備を受注

 東洋エンジニアリングは11月14日、インド現地法人であるトーヨー・エンジニアリング・インディア・プライベート(Toyo-India、会長兼社長 柳 一也)が、オリエンタル酵母工業の海外関連会社であるOriental Yeast India Pvt.Ltd.(OY India)清水建設のインド現地法人であるShimizu Corporation India Pvt.Ltd.(Shimizu India)に発注したインド・マハラーシュトラ州プネ市近郊に建設するイースト工場建設工事のイースト生産設備建設をShimizu Indiaから受注したと発表した。

 近年、インドでは経済発展に伴いパン市場が目覚ましい成長を遂げており、パン用イーストの需要に伴い、パン品質改良剤などのベーカリー顧客向け原材料の市場開拓が拡大している。

 OY Indiaは、パン用イーストの原料となる糖蜜の生産量が世界2位であるインドの立地を活かし、インドの家庭へ美味しい食卓を提供すべく生産計画を進めている。プネ市は、インドの金融と経済の中心地であるムンバイ市から170km南に位置し、人口規模はインド第8位、また日系ほか多くの外資系企業が生産拠点を持つことでも知られている。

 同プロジェクトにおいて、Shimizu IndiaはOY Indiaの生産開始までバイオマス・コジェネレーション設備を含む建設工事全般を請負い、Toyo-Indiaはイースト生産設備の一部設計、機器資材調達、据付並びに試運転支援業務を行う。Toyo-Indiaは、主契約者であるShimizu Indiaと共に、日本の技術を集結して現地における豊富な経験も駆使し、設計・施工に関して日本の基準に照らし合せた品質・安全・工程管理手法を導入すると共に、生産開始まで全面的にOY Indiaをサポートする。また“Make in India”政策に沿って、主に現地の人材と資材を有効活用し工事を進める予定。

<受注概要>

プラントオーナー:Oriental Yeast India Pvt.Ltd.

元請け:Shimizu Corporation India Pvt.Ltd.

下請け:Toyo Engineering India Pvt.Ltd.

建設地:インド・マハラーシュトラ州サタラ県ケスルディ工業団地

対象設備:生イースト生産設備(日産100トン)

役務内容:一部詳細設計、機器資材調達(客先支給機器除く)、機器据付、試運転支援までの一括請負

完成予定:2020年初頭

 ニュースリリース