前田製作所、4~9月売上6%増の172億円、通期見通し343億円は変えず

 ㈱前田製作所が11月9日に発表した第2四半期(4~9月)連結業績によると、売上高は、前年同期比6.0%増加の172億1,900万円となった。営業利益は同34.2%増の7億1,600万円、経常利益同41.8%増の7億5,200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同29.4%増の5億100万円となった。

 主要顧客である建設業界は、公共投資に底堅い動きが見られたものの、引き続き労務費の高騰や地域別において需要格差が残るなど厳しい状況で推移した。前田製作所は中期3カ年経営計画の2年目となる4~9月期において、他社との差別化と効率化の推進によるコアビジネスの強化、戦略的投資によるビジネス領域の拡大に取り組んだ。

   前田製作所2017年第2四半期データ

<建設機械関連事業>

 建設機械関連事業の売上高は、前年同期比13.4%増の106億6,000万円。建設機械関連商品は、建設機械の新車販売が好調に推移したことから、同19.0%増の62億8,300万円、建設機械関連レンタルは同4.8%増の16億4,000万円、建設機械関連サービスは同7.4%増の27億3,600万円となった。

<産業・鉄構機械等関連事業>

 産業・鉄構機械等関連事業の売上高は、前年同期比3.9%減の55億6,400万円。産業機械関連製品は同4.9%増の36億5,300万円、産業機械関連商品は同25.5%減の3億9,800万円。鉄構機械関連製品は、同23.7%減の8億8,100万円。産業機械関連その他は、同2.2%増の6億3,100万円となった。

<介護用品関連事業・その他>

 介護用品関連事業の売上高は、前年同期比4.7%増の6億4,000万円。その他の事業の売上高は、前年同期比21.3%減の3億5,300万円となった。

 2018年3月期の連結業績予想は、売上高343億円(前期比3.2%減)、営業利益14億5,000万円(17.7%減)、経常利益14億5,000万円(18.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益10億円(23.0%減)と期初見通しを据え置いている。

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