井関農機、第3四半期(1~9月)売上は1.8増の1,205億2,600万円

 井関農機が発表した11月13日に発表した2017年12月期第3四半期(1~9月)連結業績によると、売上高は1,205億2,600万円(前年同期比1.8%増)となった。

 国内は農機製品全体が前年並みとなったが、トラクタが好調に推移し、作業機、補修用部品、修理収入や施設工事の増加などにより、国内売上高は943億3,400万円(同2.6%増)となった。海外は、取引条件変更による影響があった北米の減少などが響き、261億9,100万円(同1.2%減)となった。

 営業利益は、国内直系販売会社の収支構造改善効果やインドネシア事業の収益改善に加え、継続した経費の圧縮により、46億3,300万円(同67.6%増)、経常利益は、持分法投資損益や為替差損の好転などにより、54億4,600万円(同238.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に計上していた投資有価証券売却益や災損失がなくなった一方で、違約金の計上などにより、33億3,200万円(同368.6%増)となった。

 井関農機2017年第3四半期データ

<国 内> 整地用機械(トラクタ、乗用管理機など)は224億8,100万円(前年同期比5.4%増)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は66億4,300万円(同10.2%減)、収穫調製用機械(コンバインなど)は138億8,200万円(同2.8%減)、作業機・補修用部品、修理収入は307億9,500万円(同3.8%増)、その他農業関連(施設工事など)は205億3,100万円(同6.6%増)となった。

<海 外> 整地用機械(トラクタなど)は178億4,700万円(同12.0%減)、栽培用機械(田植機など)は33億2,800万円(同16.9%増)、収穫調整用機械(コンバインなど)は16億9,200万円(同447.9%増)、作業機・補修用部品は20億3,300万円(同27.7%増)、その他農業関連は12億8,900万円(同12.8%減)となった。

 2017年12月期連結業績は、売上高1,605億円(前期比4.8%増)、営業利益40億円(同62.0%増)、経常利益41億円(150.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益29億円(237.8%増)となる見通し。

 ニュースリリース 

 2017年12月期第3四半期決算補足資料