油研工業が11月9日に発表した2018年3月期第2四半期(4~9月)連結業績によると、売上高は前年同期比9.8%増の138億9,700万円、営業利益は同40.0%増の10億600万円、経常利益は同164.0%増の9億4,800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同158.9%増の6億2,100万円となった。
4~9月期における国内経済は、雇用環境に引き続き改善が見られ、緩やかな回復基調を維持した。一方、世界経済は、不安定な政治動向、地政学的リスク等により先行きは不透明な状況にあるが、米国や欧州の景気は総じて底堅く推移し、中国等の新興国でも景気に持ち直しの動きが見られた。
このような状況のもとで、油研工業グループは、中期経営計画「3G(Group Global Growing)Action 2018」を2016年度よりスタートさせ、グループの全体最適(Group)、海外拠点の強化と対象市場の拡大(Global)、成長を支えるインフラや人財の強化(Growing)を推進の柱に、環境変化に影響されにくい高収益体質企業への転換に取り組んでいる。
2018年3月期連結業績は、売上高275億円(前期比6.1%増)、営業利益18億円(同33.6%増)、経常利益16億円(同53.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億円(同52.6%増)と5月12日公表値を据え置いた。
なお、第1四半期より、「在外子会社の収益及び費用の換算方法の変更」を行ったため、前年同期比較にあたっては、前年同期数値について遡及適用後の数値に基づいて算出している。
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