三一重工、1~9月の油圧ショベル、国内トップシェア22%獲得を発表

 中国の建設機械メーカー、三一重工(本社:湖南省長沙市)は11月7日、2017年1~9月期の油圧ショベル販売台数が業界シェア22%となる22,367台に達し、通期では28,000台を達成する予定だと発表した。

 発表によると、中国国内の油圧ショベル製造業者による2017年1~9月合計の販売台数は、前年同期比99.6%増の102,000台を記録、5カ月間で100%近い成長率を維持している。その中で、三一重工は、22,367台を販売し、22%の市場シェアとなったというもの。

 2017年1~9月期において、小型ショベル、中型ショベルおよび大型ショベルの販売台数は、それぞれ51,655台、37,041台および12,991台。三一重工は、小型ショベルと中型ショベルの販売チャンピオンを獲得した。中でもSANY SY75Cミニショベルは5,161台販売され、1~9月期において、国内市場で最も人気のあるモデルとなった。

 1~9月期、中国は6,607台の油圧ショベルを輸出しているが、三一重工は2,564台輸出しており、輸出総額の39%を占めている。SANY SY215Cのショベルは683台の販売量で輸出ショベルのトップになっている。

 中国の油圧ショベル業界は、中国政府の都市開発とインフラ建設への強力な支援によって、2016年後半から急成長を遂げた。中国の第13次5カ年計画の実施により、業界は安定した成長を示している。

 三一重工は、国内市場シェアだけでなく、海外事業においても安定した成長を遂げている。東南アジア、インド、北アフリカ、中東で高いシェアを持つ三一重工は、これらの地域で有名な中国の建設機械メーカーブランドとして知られている。2017年、三一重工は、油圧ショベルの販売台数で2万8,000台の最高記録を達成する予定としている。

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