米マニトワック、7~9月受注21%増、通期売上5~7%減の15億ドル強の見通し

 世界有数のクレーンおよびリフトソリューションの世界的メーカーである米マニトワック(Manitowoc Company、本社:ウイスコンシン州Manitowoc)が11月6日に発表した2017年第3四半期(7~9月)売上高は、前年同期比14.2%増の3億9,940万ドル、営業利益は790万ドル(前年同期は△1憶3,420万ドル、純利益は960万ドル(同△1億4,070万ドル)だった。3四半期の受注高は同21%増の3億7,610万ドル。9月30日現在の受注残高は4億6,790万ドル(前年同期末:3億5,360万ドル)だった。

 マニトワック2017年第3四半期データ

 前年同期で増加した売上高の大部分は、主に米国における需要増によるもので、アジア太平洋市場の低需要により一部相殺された。また、第3四半期の販売台数の40%は、スタンドアロンのクレーン会社になってから導入された新製品に由来している。

 また。1~9月期における売上高は、前年同期比10.9%減の10億9,980万ドル。営業損失590万ドル(前年同期は1億2,950万ドル)だった。

 「第3四半期は、米国のエネルギーおよび商業用建設市場など一部の最終市場ではプラスの勢いを見せていることを反映して、概ね予想どおりに推移しました。当四半期の受注は、当社の新製品に対するお客様の要望の強さによって引き続き導かれました。私たちはあなたの周りの人生を変えることができます。あなたの周りの人たちは、あなたの周りの人よりも偉大な人たちの中で、社長兼CEOであるBarry L. Pennypacker(ベリー。ペニーパッカー)はコメントした。

 「2020年までに2桁の営業利益率を達成するという長期的な目標を達成するために必要な勢いを私たちに提供し、組織体制の合理化を進めていくことが奨励されています。世界をリードするクレーン会社 マニトワック・ウェイの原則を制度化し続ける中で、実り多いものになっています」とPennypacker氏は結論づけた。

■通年のガイダンス

Manitowocは、2017年通年の財務ガイダンスを次のように繰り返している。

  • 収入 – 前年度比で約5-7%減少。
  • 調整EBITDA – 約59〜6,900万ドル。

減価償却費 – 約4,000万ドル。

  • 資本的支出 – 約3,000万ドル。
  • 所得税の費用 – 離散品目を除き、約700万ドルから1,000万ドル。

■The Manitowoc Company、Inc.について

 1902年に創立されたThe Manitowoc Company、Inc. は、20カ国の製造、流通、サービス施設を持つクレーンおよびリフトソリューションのリーディングカンパニー。マニトワックは、重工業向けのクローラクレーン、タワークレーン、およびモバイルクレーンの最先端のイノベーターおよびプロバイダーの1つとして認識されており、業界をリードするアフターマーケット製品サポートサービスのごく一部が補完されている。2016年の売上高は16億ドルで、米国外では半分以上が生産された。

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