三菱ロジスネクスト、ユニキャリアの連結寄与で4~9月売上は96%増の2,055億円

 三菱ロジスネクストが10月31日に発表した2018年3月期第2四半期(4~9月)の連結業績によると、売上高は、ユニキャリアの連結の寄与により、2,055億8,400万円(前年同期比96.0%増)となった。利益面はユニキャリアの完全子会社化に伴うのれん償却等の負担が影響、営業利益は28億600万円(同40.9%減)、経常利益は26億9,100万円(同4.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億4,200万円(同42.0%減)となった。

 なお、同社の完全子会社化に伴うのれん償却等の影響を除くと、営業利益は80億1,200万円(同68.6%増)、経常利益は78億9,700万円(同82.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は51億6,300万円(同105.2%増)となったが、のれん償却等の負担の影響により、営業利益及び経常利益は52億600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は47億2,100万円減少している。

 また、三菱ロジスネクストグループは今年1月1日付でユニキャリアを完全子会社とし、さらに10月1日付で吸収分割による同社との経営統合を行った。このことにより、統合シナジーの早期創出と刈り取りを目指し、グループ一体となって新中期経営計画「Perfect Integration 2020」に取組みつつ統合事業基盤を一層強化し、「世界トップクラスの総合物流機器メーカー」を目指していく。

<国内事業> 国内事業は、堅調な需要を背景に、国内フォークリフト販売台数を伸長させたこと及びユニキャリア連結の寄与により売上高は855億7,400万円(前年同期比121.8%増)となった。セグメント利益もユニキャリア連結が寄与したことにより、同社の完全子会社化に伴うのれん償却等の影響を除くと35億9,900万円となったが、のれん償却等の負担(26億3,200万円)により、9億6,700万円(同721.9%増)となった。

<海外事業> 海外事業は、米州、欧州、アジア、中国の全域で販売を伸ばしたこと及びユニキャリア連結の寄与により、売上高は1,200億900万円(同81.0%増)となった。セグメント利益は、ユニキャリアの連結の寄与もあったが、中国事業における売掛金の貸倒引当金繰入額の増加等により、同社の完全子会社化に伴うのれん償却等の影響を除くと44億1,300万円となった。加えてのれん償却等の負担(25億7,300万円)の影響もあり、18億3,900万円(同60.3%減)となった。

 2018年3月期連結業績見通しは、売上高4,100億円(前期比51.3%増)、営業利益90億円(同14.4%減)、経常利益80億円(同10.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益35億円(同3.7%減)と前回予想を据え置いている。

 ニュースリリース

 参考:ニチユ三菱の2017年3月期決算説明資料