ヤンマー(本社:大阪市北区)は11月1日、国内特殊自動車排ガス4次規制に対応したトラクター「YT4/5シリーズ」4機種を販売開始すると発表した。
日本国内では、農地の集約による大規模化にともない、稲作に加えて畑作も行う複合経営農家の割合が増加しており、水田と畑の両方で使い勝手がよいトラクターのニーズが高まっている。このような要望に応えるため、新モデル「YT488A/YT498A/YT4104A/YT5113A」の4機種を開発、幅広い馬力帯で装備の充実と機能性の向上を実現した。
「YT4/5シリーズ」は、ハイパワーと低燃費を実現したコモンレールエンジンに、PM(粒子状物質)を捕集するDPFに加え、新たにヤンマー独自の尿素SCRシステムを採用した。これらを組み合わせることにより、非搭載機と比べNOx(窒素化合物)の排出量を約1/10に削減することで、国内4次排ガス規制をクリアしている。YTシリーズの特長である快適性と作業性はそのままに、高い環境性能を実現した。
加えて、小規模経営農家や兼業農家から要望が多い小型クラスの「YT219/YT221」を追加し、更なる商品ラインアップの拡充を図った。YTシリーズにおいて19馬力~113馬力まで全18機種の幅広い馬力帯の機種を取り揃えることで、顧客の作業ニーズにマッチした製品を提案し、農作業の効率化および省力化に貢献していく。
<商品概要>
商品名:YTシリーズトラクター「YT488A/YT498A/YT4104A/YT5113A」
発売日:2017年11月1日発売
販売価格:747万5,000円~1,266万5,000円(税別):ニュースリリース参照
販売目標:年間850台