食事宅配のファンデリー、約50億円投じて健康食(日産9万食)の新工場建設、工場所在地は決定次第公表

 ㈱ファンデリー(本社:東京都北区)は10月31日、約50億円を投じて同社初の生産拠点である新工場を建設すると発表した。工場用地は決定次第公表するとしているが、2018年度内に着工、2019年度内に操業開始の予定。

 ファンデリーが属する食事宅配市場は、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化、女性の社会進出、食料品の購入や飲食に不便を感じる高齢者を中心とする買物弱者の増加といった社会的背景もあり、宅配需要が増加しているため堅調に推移している。さらに現在、ファンデリーが主な顧客としている生活習慣病患者は年々増加傾向にあり、また、少子高齢化が進むことにより65歳以上の高齢者のみの世帯が増加するなど、市場の成長が見込める経営環境となっている。

 このような環境の中、ファンデリーの売上高の約9割を占めるMFD事業(健康食宅配事業)において、昨今の、世代を超えた食の健康志向への高まりを捉え、素材にこだわった高品質な商品を提供し、「一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献します」というファンデリービジョンを達成するため、ファンデリー初の生産拠点である新工場を建設することにした。

<新工場の概要>

名称:ファンデリー第1工場(仮称)

所在地:詳細は決定次第発表する

延床面積:約6,000㎡

総投資額:約50億円(建物および設備等)

資金計画:自己資金および借入金等により充当

生産品目:ファンデリー健康食『ミールタイム』

生産能力:約9万食/日

着工予定:2018年度内

操業予定:2019年度内

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