農業機械メーカーの独CLAAS、タイヤ圧力制御技術に投資

 農業機械メーカー大手、独CLAAS(本社:Harsewinkel)は10月26日、R&M Landtechniksysteme(本社:Möhnesee-Echtrop)によって開発されたタイヤ圧力制御技術を引き継いだと発表した。将来、Paderborn(パーダーボルン)に本拠を置くCLAAS Industrietechnikは、ノルトライン・ヴェストファーレン州のMöhneseeのタイヤ圧力専門家によって以前に製造されたシステムの管理と開発を行う予定。両当事者は、契約上の詳細を議論しないことに合意した。

■実用的なソリューション

 R&M技術は、CLAAS Industrietechnikをタイヤ圧制御システムの専門家にし、トラクター、トレーラー、その他の農業車両用のワンストップソリューションをポートフォリオに追加する。制御技術とは別に、パッケージにはロータリトランスミッタと超高性能エアコンプレッサユニットが含まれている。したがって、ユーザーは、トラクターとトレーラーを現場から道路の圧力まですばやく切り替えることができ、サイレージや肥料の輸送を含む頻繁なタイヤ圧力の変化を伴う用途に最適。圧力は、タイヤ毎に個別に測定され、制御される。完全なバルブ技術は、いくつかの取り付けられた装置との容易な組み合わせを可能にするためにトラクターに取り付けられている。

■革新的なオペレーティングコンセプト

 革新的なアプリは、システムを操作するために使用される。ドライバーは、トラクターと取り付けられた機器のさまざまな組み合わせのための多数のプロファイルを保存できる。フィールドと道路に必要な圧力は一度だけ入力され、保存される。各車輪の個別測定により、斜面を横切るときのタイヤ圧の正確な調整が可能になる。

■土壌を保護する完全なサービス

 「R&Mの優れたソリューションは、当社の製品ラインナップに最適なソリューションです。TERRA TRACのランニングギヤのほかに、我々は今、ホイールマシンが土壌を保護することを可能にする専門的な装置を提供しています」と、CLAAS Industrietechnik GmbHのマネージングディレクターThomas Lorf博士は語っている。タイヤ空気圧制御技術は現在改造ソリューションとして利用可能という。

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