㈱ユーエイキャスター（本社：大阪府東大阪市）は10月30日、埼玉県飯能市に関東工場を新設したと発表した。11月から試運転を開始し、2018年4月の本格稼働を予定している。新工場は供給体制の強化とマザー機能を担う生産拠点と位置づけ、ニーズが多様化する市場に向け、生産力の向上と、デリバリーの強化を図ることで顧客の要望に応えていく。
同社は、キャスター専門メーカーとして、今年創立41周年を迎え、これまで国内３工場（奈良池沢工場、奈良額田部工場、福岡工場）、海外２工場（蘇州工場、上海工場）で生産を行ってきた。現在、受注生産・OEM市場を中心に、6,000種類以上のキャスターを生産しており、新規納入社数も年間100社以上のペースで増加、主要取引先は1,000社（2017年4月時点）を超えている。
年々増加する受託製造依頼に対応するため、設備投資による生産能力の増強と、従来よりも生産効率を向上させることが急務であったことから工場を新設することにした。また、中部から以西は奈良工場・福岡工場、関東以北は関東工場から供給する体制をとり、災害時のリスク分散と同時に、受注から出荷までの納期短縮や物流コストの低減を図ることで、より迅速に顧客の要望に応えていく。
新関東工場の規模は延床面積7,218㎡と福岡工場（約10,408㎡）に次ぐ規模となる。新関東工場は、2017年11月からの稼動を開始し、全面稼動は2018年4月を予定している。
＜関東工場概要＞【飯能大河原工業団地内】
所在地：埼玉県飯能市茜台三丁５番５
敷地面積：8,808㎡
延床面積：7,218㎡、（1F 3,836㎡、2F 1,691㎡、3F 1,691㎡）
竣工：2017年11月
稼動開始：2017年11月～試運転、2018年4月～本格稼動予定
主な製造品目：産業用キャスター
生産能力：年間約2,000万個
従業員数：約80名