旭精機工業、4~9月売上は前年同期比5.4%増の61.8億円

 旭精機工業が10月26日に発表した2018年3月期第2四半期(4~9月)業績によると、売上高は61億8,200万円(前年同期比5.4%増)となった。利益面は、2016年12月に神戸工場を開設したことに伴う固定費の増加等から営業利益は同8.4%減の2億100万円、経常利益は同7.9%減の2億3,900万円、四半期純利益は同9.3%減の1億5,500万円となった。

 旭精機工業の業績推移

<精密加工事業部> 精密加工事業部における売上高は、前年同期比0.1%減の32億7,200万円となった。「精密金属加工品」は、カーエアコン用部品等の自動車関連部品を中心に増加したことから、同11.5%増の20億4,800万円、「小口径銃弾」は同15.0%減の12億2,400万円となった。

<機械事業部> 機械事業部における売上高は同12.4%増の29億1,000万円となった。「プレス機械」は、主にリチウムイオン電池缶製造用プレスの中国向け輸出が増加したことから、同62.6%増の11億9,400万円。「自動機・専用機」は、自動車関連向けが減少したことから、同0.5%減の9億1,700万円。「ばね機械」は、政府のものづくり補助金が売上増に寄与したことなどにより、同18.1%増の3億8,700万円。「航空機部品」は、旅客機用部品が減少したことから、同32.7%増の3億7,500万円となった。

 2018年3月期業績は、売上高134億円(前期比1.5%増)、営業利益3億円(同25.2%減)、経常利益3億6,000万円(同24.1%減)、当期純利益2億3,000万円(同21.2%減)の見通しで、前回予想を据え置いている。

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