アサヒビール、約15億円投じニッカ柏工場の樽容器製造ライン増強と茨城工場に缶製品を集約

■樽詰め製品の製造能力を約2倍に拡大

 アサヒビール1024日、飲食店向けに展開する「ブラックニッカ クリア 樽詰めハイボール」が好調に推移していることから、ニッカウヰスキー柏工場(千葉県柏市)の樽容器の製造ラインを増強し、2018年5月の安定稼働を目標に、製造能力を約2倍に拡大すると発表した。

 樽容器製造ライン増強にあわせて、柏工場で製造していた一部のリキュール類などの缶製品を201710月製造分からアサヒビール茨城工場(茨城県守谷市)へ集約し缶製品の製造ラインも強化することから、2工場合わせた設備投資金額は、今年から2018年にかけて約15億円を予定している。

 なお、茨城工場ではRTD※缶製品の製造ラインを約1.2倍の製造能力に拡大する。

  国産ウイスキー市場が拡大し、ウイスキーの飲まれるシーンが多様化しており、顧客が飲食店でウイスキーハイボールを楽しむシーンが増えている。アサヒビールでは、飲食店向けに、独自に開発した専用ディスペンサーにより、「ブラックニッカクリア 樽詰めハイボール」が氷点下(-2℃0℃)で楽しめる「フリージングハイボール」や、通常のジョッキ(380ml)よりも大きなジョッキ(700ml)で提供する「ブラックニッカ ビッグハイボール」などの飲み方提案を展開している。

 今年1~9月の「ブラックニッカ クリア 樽詰めハイボール」の販売数量は前年比140%と伸長しており、今後見込まれるさらなる販売数量の増加に対応する。

(※)「Ready to Drink」の略。購入後、そのまま飲用可能な缶チューハイなどを指す。

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