三井化学東セロ、半導体需要拡大に応じ台湾に半導体製造工程用テープ「イクロステープ」の製造・販売会社を設立

 三井化学の100%子会社である三井化学東セロ(本社:東京都千代田区)は10月23日、台湾に半導体製造工程用テープ「イクロステープ(TM)」の製造・販売会社を設立すると発表した。

 イクロステープ(TM)は半導体製造工程に用いられる保護テープで、特にシリコンウエハーの裏面研削工程用として世界トップシェアを有している。半導体市場は携帯端末の伸長等により需要を拡大しており、今後もデータセンタ-向け需要の伸長、IoT関連需要の本格化等により、引き続き高い成長が見込まれている。三井化学東セロはこの拡大需要に対応するため、台湾に新たな製造・販売拠点を設置し供給能力の増強に加え、安定供給体制を構築するとともに、事業領域の拡大を目指す。

<新会社概要>

会社名称:台灣東喜璐機能膜股份有限公司

英文名称:Taiwan Tohcello Functional Sheet,Inc.

事業内容:半導体製造工程用テープ「イクロステープ(TM)」の製造・販売

所在地(申請中):台湾・高雄市路竹区 南部サイエンスパーク高雄パーク

資本金:550百万台湾ドル(約20億円)

出資:三井化学東セロ100%

生産能力:380万㎡/年

スケジュール(予定):会社設立 2017年11月、営業運転開始 2019年9月

 ニュースリリース