日本製鋼所、GME(横浜市)とシート装置事業協業に向けた検討開始

 ㈱日本製鋼所(JSW)は10月19日、㈱ジーエムエンジニアリング(本社:横浜市港北区、安藤昭雄社長、以下GME)と事業強化・拡大のため、シート装置事業協業に向けた検討を開始すると発表した。

 JSWは、主力製品の一つであるフィルム・シート装置において、一軸延伸フィルム装置、二軸延伸(逐次、同時)フィルム装置、無延伸フィルム・シート装置をラインナップし、総合樹脂加工機械メーカーとして多くの納入実績を有している。シート装置については、太陽光パネル部材など多くの実績を有する工業用途のみならず、今後国内外で伸長が更に期待される食品用途を始めとした幅広い用途で、一層の競争力強化を図り、事業拡大に向けて他社との協業を検討してきた。

 一方、GMEは1986年の創業以来高いエンジニアリング力を背景に、きめ細かいサービス対応で国内シート装置では高い評価を受けている。

 両社はこれまでもJSWからGMEへ二軸押出機(TEX)を供給し、共同で装置を納入するなど、協力関係を築いているが、これまでの関係を更に深化させると共に、両社の強みを活かした共同技術開発や相互販売・サービス活動の実施など、資本提携を含めた協力体制について協議を開始する。

 現状は検討段階であり、実施の有無も含めて決定した事項はなく、詳細については、今後協議の上、決定次第速やかに発表するとしている。

 なお、JSWとGMEは、10月24日より幕張メッセで開催される国際プラスチックフェア(IPF2017)に出展する予定。

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