欧州コマツ、50周年記念式典、9月21日・22日に開催と発表

 欧州コマツ(Komatsu Europe International N.V.:KEISA)は10月6日、9月21・22日の両日、現在および退職した従業員と欧州の販売代理店およびサプライヤーらが集まり50周年を祝ったと発表した。ベルギーのVilvoorde本部で正式な式典が行われ、ブリュッセル近郊のOverijseにあるCastle Ter Blockでのイベントが行われた。コマツの大橋哲二社長兼CEO、欧州コマツのPeter Howe会長、森下正敏社長兼CEOのほか、現地の知事、市長、日本国大使ら約300名を超えるゲストが出席した。

 スペシャルゲストによるスピーチとVilvoorde本部の倉庫見学の後、Castle Ter Blockに移り、コマツディストリビューターへの賞品配布と日本の文化を紹介するイベント「鏡開き」が行われ、「だるま人形」儀式の中で目標が再確認された。

■ヨーロッパで50年

 欧州コマツは、1967年にベルギーに設立された。東京を拠点とする世界的に有名な建設機械産業のメーカーであるコマツが日本以外で設立した最初の施設。元々はアントワープ(Antwerp)にあり、その後ブリュッセル(Brussels)地区のアレン(Haren)、1973年にブリュッセル空港の近くで、独立したスペアパーツの倉庫を持つVilvoordeの新しいヨーロッパコーディネーションセンターに移った。

 1989年12月、コマツは欧州全体で事業を統括し、拡大することを目標として、「Komatsu Europe International N.V」(欧州コマツ)と正式に改称した。2005年には、顧客にカスタマイズされた資金調達ソリューションを提供し、所有コストを削減するため、「Komatsu Financial Europe」を立ち上げた。2006年には、現在のオフィスと会議室が新築された。

 今日、欧州コマツは300人以上の従業員を雇用している。技術者、販売プロファイル、マーケティング、法律の専門家は、管理職員と40のディストリビューターと5つのコマツ工場の広範なネットワークと協力している。

 欧州コマツは、欧州および北アフリカ市場向けに、プレミアム建設、ユーティリティ、鉱山設備を開発、製造、輸入している。コマツ独自のハイブリッドやインテリジェントなマシンコントロールに統合された土木技術を専門としている。

■業界のリーダーとして、欧州コマツはコマツの長年にわたる哲学に従う

 「コマツのハイテク機器は、生産性、信頼性、経済性、使いやすさ、安全性の点で世界的に有名です」と、欧州コマツの森下正敏社長兼CEOは述べている。「欧州コマツは、この業界のリーダーとして、ブランドの長年の理念に従います。イノベーションに常に注力し、ユニークで比類のない製品を提供し、顧客に最高品質のサービスを提供し、成果を上げ、目標を達成する。」

 欧州コマツは欧州コマツ部品事業(KEPO)の中心でもある。コマツのスペアパーツは6万㎡の倉庫に20万点以上の品揃えがあり、ヨーロッパ、中東、アフリカのコマツディストリビューターに迅速に出荷することができる。

 「欧州コマツは、業界で最も革新的なブランドとしてここにとどまっています」とリマーケティングマネージャーのDirk Stukkens氏は述べている。「私たちは常に顧客のために存在しています。私たちはチームとして働き、ディストリビューターと一緒に成長します。」

 欧州コマツの労働力は、長年にわたり多くの国や市場で成長を遂げてきた。コマツのイメージでは、忍耐力、効率性、信頼性などの共通の特徴を共有している。

 「コマツのブランドを持っていることは誇りに思っています」と欧州コマツの森下社長は結論づけている。「私たちは今後50年間に亘り、同社の哲学とDNAであるコマツウェイの高い基準を達成するために引き続き努力していきます。」

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