三井金属鉱業、高純度五酸化タンタル新工場の竣工式を開催

■生産能力増強とともに、循環型社会の推進に寄与

 三井金属鉱業は10月10日、機能粉事業部三池レアメタル工場(福岡県大牟田市)において建設を進めていた高純度五酸化タンタルの生産能力増強に伴う新工場が完成し、10月6日に三池レアメタル工場にて竣工式を行ったと発表した。

 三池レアメタル工場では、使用済み電子機器をはじめとした多様なリサイクル原料から高純度五酸化タンタルを生産している。資源リサイクル等に関する次世代拠点の形成と展開に貢献可能な事から、今年3月に福岡県より『グリーンアジア国際戦略総合特区』に法人指定を受けている。

 この指定は、使用済み電子機器等からレアメタルであるタンタルを高効率に回収し、高純度五酸化タンタルを生産するための設備導入に対するもので、国及び福岡県の支援制度を活用して新工場が完成した。

 竣工式には、小川福岡県知事、中尾大牟田市長をはじめ福岡県および大牟田市から約30名の来賓が列席した。

 ニュースリリース