㈱LIXIL(本社:東京都千代田区)は10月5日、住宅・ビル用サッシや玄関ドアなどの建材の研究開発をさらに強化するため、サッシやドアの開発拠点の中心である野田事業所(千葉県野田市)内に新たな研究開発棟「LIXIL Housing Technology R&D Center」を開設、10月10日より業務を開始すると発表した。
野田事業所は、東洋サッシ(現:東洋サッシ工業)が、アルミの鋳造からサッシの押出・加工までを一貫して行う製造拠点として1969年に操業開始。その後、工場としての役割を終えてからは、主に住宅用サッシや玄関ドアといった建材の研究、設計、試験を行う拠点として、LIXILがシェアナンバーワンへと成長していく過程で、重要な役割を果たしてきた。
今回、多様化する顧客や時代のニーズに、今まで以上に“正確に、スピーディーに、柔軟に”対応するために、野田事業所内に新たな研究開発棟「LIXIL Housing Technology R&D Center」を建設し、研究、企画、設計、検証、試験機能を集約し、商品開発の質とスピードを向上させるとともに、技術者、研究者、開発者の新たな働き方を推奨し、これまでにない発想や視点を取り入れた商品開発ができる環境を整備した。
なお、「LIXIL Housing Technology R&D Center」の外装には、LIXILが開発したCO2削減・省エネ化など低炭素建築を可能にする、ビル用環境配慮型商材「シーガル」シリーズなど最新技術を採用し、環境に優しくスマートなデザインのファサードを実現している。
<LIXIL Housing Technology R&D Center>
所在地:千葉県野田市中里3000
竣工:2017年8月
設計:[基本設計]株式会社プランテック総合計画事務所、[実施設計]株式会社大林組
施工:株式会社大林組
延床面積:4,400.65㎡
建屋構造:鉄骨造2階建て
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