古河機械金属グループの中核事業会社である古河ユニック(東京都中央区)は10月5日、すでに販売し好評の中型トラック搭載型クレーン『ユニッククレーンG-FORCEシリーズ』に続き、小型トラック向けもフルモデルチェンジし販売を開始すると発表した。
古河ユニックは、トラック搭載型クレーンの国内シェア約50%を有し、昨年11月には需要のもっとも多い中型トラック搭載型クレーンのフルモデルチェンジを実施した。フルモデルチェンジしたG-FORCEシリーズでは、”安心”を追求した様々な機能を追加しているが、なかでも評価が高いのが「液晶ラジコンJOY」と「デジタル式荷重計」で、車両から離れた場所でも液晶ラジコンで吊り荷重を確認できる点や、荷重表示が20㎏単位と高精度に表示される点が、購入者である経営者や実際に作業するユーザーから好評という。
さらに、経営者からは、「液晶ラジコンJOY」の吊り荷重の加算機能により過積載を防止できることや、安全装置をパッケージ化した「セイフティ仕様」、走行事故防止のための「ブーム・アウトリガ未格納警報装置」を標準装備したことなど、経営者目線からの安心機能に高い評価を得ている。
一方、作業者からは、「液晶ラジコンJOY」に搭載されているフック平行移動や対地平行移動などジョイスティックによる連動操作に高評価。特に、従来から好評を得ているクレーンの旋回、起伏、伸縮、巻上・巻下操作を2つのレバーでコントロールするジョイスティック式は、古河ユニックがコントロールバルブを内製しているからこそ実現できるオンリーワン機能で、操作性のカスタマイズ等さらなる高機能化により作業者の操作性を格段に高めていることが、このような評価につながっている。
古河ユニックは、フルモデルチェンジした中型トラック向けにおいて、経営者と作業者から高い評価を得られていることから、小型トラック向けでも”安心”を追求した機能を備えたフルモデルチェンジを実施することとし、小型・中型トラック向けの『ユニッククレーンG-FORCEシリーズ』の拡販に注力するとともに、今後は大型トラック向けにもフルモデルチェンジを進めていく。
《標準価格》
URG290シリーズ〔3段~6段ブーム〕:250万円~511万円
URG260シリーズ〔3段~5段ブーム〕:215万円~457万円
《販売目標》年間 3,000台(2機種合計)
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