国際協力銀行(JBIC)、黒田精機製作所がメキシコで実施する自動車用部品の製造・販売事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は、9月29日、「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として、㈱黒田精機製作所(本社:愛知県、黒田敏裕社長)のメキシコ法人KUROTA MEXICO S.A. DE C.V.(以下KRM)との間で、融資金額1,300万メキシコ・ペソ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結した。(1メキシコ・ペソは約6.2円)

 融資は、岡崎信用金庫との協調融資によるもので、協調融資総額は2,000万メキシコ・ペソ相当となる。KRMがメキシコのアグアスカリエンテス州で実施する自動車用部品の製造・販売事業に必要な資金を、現地通貨建てで融資するもの。

 黒田精機製作所は、自動車用部品の製造・販売を行う中小企業。メキシコでは北米の経済成長や自動車市場の拡大を背景に、自動車用部品の生産拠点として需要拡大が見込まれている。黒田精機は、2014年6月に設立したKRMを通じて自動車部品の製造・販売を拡大することで、メキシコでの事業拡大を企図している。融資は、こうした黒田精機の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

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