古河機械金属、グループの総合技術力強化を目的とした開発体制に組織再編

 古河機械金属は9月29日、グループの総合技術力強化を目的とした開発体制に移行すべく、2017年10月1日付で組織再編を行うと発表した。

 昨今の技術革新のスピードは急速に早まっており、古河機械金属の2025年ビジョンを達成するためには、開発体制として業界、競合他社の最新の技術動向を体系的に把握しつつ自社技術の進化・深耕を先導し、製品への適用スピードをさらに上げていく必要がある。

 また、IoT化をより効果的に活用するために、現在開発中の制御・情報・通信技術は単に機械製品に限定されるものではなく、工場の設備管理技術、生産技術面への展開、生産管理との連携等にも適用することを視野に入れておかなければならない。

 このような情勢下、古河機械金属グループの技術戦略の立案、機能強化のほか、つくば総合開発センターにおけるグループ運用成果を踏まえた一層の技術先導機能強化を目指し、組織再編を実施することにした。

<開発体制の再編概要>

  • 開発本部を総合技術力強化の目的を明確にするため「技術統括本部」に名称変更する。
  • 開発企画部と管理部を統合して古河機械金属グループの技術戦略立案、最新技術動向調査、技術系人材育成等を担う「技術戦略部」とする。
  • つくば総合開発センターを一段の機能強化と責任体制の明確化のため、「先端技術部」と「新材料開発部」の2部体制に発展的に改編する。

 具体的には、「先端技術部」は、その下に「制御システム課」と「技術研究課」を置き、機械事業を中心とした開発支援と先端技術を先導する。 また、「新材料開発部」は、素材事業を中心とした開発支援と基礎研究を行う。

 古河機械金属は、新体制のもと、素材・材料分野から機械・装置分野まで、グループ各社と緊密な連携をとりながら、グループ全体の総合技術力を継続的に向上させていくとともに、2025年ビジョン達成に向けた開発を強力に推進していく。

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