パナソニック、車載用リチウムイオン電池の国内生産体制を強化

■拡大する環境対応車向け車載電池需要に対応

 パナソニックは9月29日、パナソニック液晶ディスプレイ㈱姫路工場(本社:兵庫県姫路市、以下「姫路工場」)で新たに車載用リチウムイオン電池の生産を開始すると発表した。

 近年、各国で自動車に対する環境規制強化や、環境対応車普及に向けた各種促進政策等により、世界の環境対応車市場は急激に拡大している。これに合わせ、環境対応車に不可欠な車載電池の市場も急成長しており、車載用リチウムイオン電池のリーディングメーカーであるパナソニックに対する自動車メーカーからの期待も大きくなってきている。

 パナソニックは、日本、アメリカ、中国で車載電池の生産能力増強を進めてきているが、さらなる生産拡大を図るべく、姫路工場で車載用角形リチウムイオン電池を生産することを決定した。姫路工場では電池セルの源泉工程から組立までの一貫ラインを設置する計画で、2019年度の生産開始を目指していく。

 なお、姫路工場では車載用リチウムイオン電池の生産開始以降も、液晶パネルの生産は継続する。

<姫路工場の概要>

所在地:兵庫県姫路市飾磨区妻鹿日田町1番6号

生産開始:2010年(液晶パネル工場として)

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