東洋ゴム工業9月28日、海外のタイヤ製造連結子会社である「ToyoTire North America Manufacturing Inc.(以下、TNA)」及び「Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd(以下、TTM)」の生産能力を増強するため、設備投資を行うと発表した。TNAに約140億円、TTMに約210億円、合わせて約350億円を投じる。
東洋ゴム工業は2017年を起点とする4ヵ年の中期経営計画「中計’17」において、2020年度に売上高を4,800億円(2016年度比25.8%増)、営業利益を600億円(同21.7%増)とする目標を掲げている。これら「中計’17」の目標達成に向けて、重点市場を中心とした需要に対応する最適なグローバル供給体制を構築するとともに、2020年以降の持続的な成長を確かなものとするため、TNAとTTMの生産能力増強に向けた設備投資を行っていく。
<設備投資の内容>
(1)TNAにおける計画
投資額:約140億円(建物、生産設備)
用途:建屋の増築、生産設備の導入等
稼働開始:2019年4月(予定)
生産能力:年産120万本(乗用車用タイヤ換算)
(2)TTMにおける計画
投資額:約210億円
用途:建屋の増築、生産設備の導入等
稼働開始:2019年10月(予定)
生産能力:年産240万本(乗用車用タイヤ換算)
<タイヤ製造子会社の概要>
(1)TNA
設立年月:2004年6月
事業内容:乗用車用、ライトトラック用ラジアルタイヤの製造
(2)TTM
所在地:マレーシアペラ州タイピン
設立年月:2011年4月
事業内容:乗用車用、ライトトラック用ラジアルタイヤの製造