コベルコ建機の米国現地法人、2018年までに生産台数倍増を計画

 コベルコ建機の米国現地法人Kobelco Construction Machinery U.S.A .Inc. (本社:テキサス州ケイティ市、以下:KCMU)は、9月19日、2016年に操業を開始した北米油圧ショベル工場で、2018年までに生産台数をほぼ倍増する計画だと発表した。

 米国工場(サウスカロライナ州 スパータンバーグ郡)では2016年に20トン級油圧ショベルの量産を開始し、工場の生産能力である1,800台/年に向けて1年間で生産台数を3倍に増やしてきた。現在、米国工場では、20トン級~50トン級までの油圧ショベル7機種が生産されている。また新たに、2 機種を追加することで、2017年秋を目途に生産台数が増加する見通し。さらに2018年までには、生産メニューを合計11機種まで増やしていく方針だ。

 「私たちは、短期間で土地取得から工場建設工事を経て、油圧ショベルの生産に到達しました」と、KCMUの森田克彦副社長(ショベル事業部担当)は語っている。

 「米国工場では、生産メニューや製造チームを拡大し、業界をリードする油圧ショベルを提供することで、ディーラーや顧客を支えていきます。まさに、KCMUにとって、2018年に更なる成長と勢いを促進するための積極的な計画を実行しているエキサイティングな時期です。」

 KCMUの北米工場は、機器メーカー協会(Association of Equipment Manufacturers、略称:AEM)のサポートにも寄与している。KCMUはAEMの“I Make USAキャンペーン”に参加し、グリーンビル郡とスパータンバーグ郡において現在までに100を超える熟練技術を持つ新しい雇用を創出した。また、KCMUは現在、製造、塗装、組立、倉庫などのすべての工程で20人以上の新しい従業員を迎えるための採用準備を進めており、来年中には従業員数を着実に増やす予定だ。

 KCMUは、ミニ、後方超小旋回、通常型、ロングリーチ、大型、解体機など17 トン級~100トン級(3,000lb.〜245,000lb.クラス)の業界屈指のクローラ式油圧ショベルを提供している。コベルコ建機は、油圧ショベルメーカーとして、高度な生産性向上機能と革新的な技術を備えた高品質な製品の製造に日々取り組んでいる。時間無制限の昇圧システムや走行独立システムなどを備えたコベルコ建機の油圧ショベルは、厳しい作業現場の課題に対して優れた性能と効率を保証する。

<KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY U.S.A. INC.(略称 KCMU)の概要>

【社名】 KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY U.S.A. INC.

(コベルコ コンストラクション マシナリー ユー・エス・エー)

【所在地】 本社:米国 テキサス州 ケイティ市

北米工場:米国 サウスカロライナ州 スパータンバーグ郡

【代表者】 鈴木 直人(すずき なおと)

<北米工場の概要>

【面積】 敷地面積:約31万㎡(76エーカー)

建屋面積:<工場棟>約14,500㎡(156,000square feet)

                   <事務所棟>約1,600㎡(17,000square feet)

【生産能力】 1,800台/年