三菱重工、統合レポート「MHIレポート2017」を発行、近年の経営改革の総括やESGへの取り組みについて簡潔に紹介

 三菱重工業は9月22日、統合レポート「MHIレポート2017」発行したと発表した。世界を取り巻く環境が目まぐるしく変化しているなかで、三菱重工がこれまで培ってきた事業や製品、人材といった三菱重工独自の多様性を、より時代のニーズに合致した多様性へと戦略的に再構成している途上にあることを踏まえ、価値創造のあり方や経営改革の歩みについて、株主・投資家をはじめとする幅広いステークホルダーにわかりやすく示すことに主眼を置いている。

 レポートでは、近年の経営改革の総括や今後三菱重工が目指す姿について、経営幹部のメッセージを含む「経営戦略」、「事業による価値創造」、「コーポレート・ガバナンス」という視点から紹介している。

 グループシナジーの発揮と民間航空機・商船事業の改革推進を目的として、今年4月に従来の4ドメイン体制から「パワー」、「インダストリー&社会基盤」、「航空・防衛・宇宙」の3ドメイン体制に移行したことを踏まえつつ、それぞれのドメインが手掛ける事業活動とESG(環境・社会・ガバナンス)側面との関連性について触れ、グローバル社会に適応しながら、中長期的な成長を目指すことについて述べている。

 また、真のグローバル企業へと進化しようとしている三菱重工の実情をより多面的に描き出すために、三菱重工の社外取締役から見た三菱重工の姿について、各人の経験や専門分野を踏まえたメッセージも掲載している。

 財務・非財務情報を網羅したレポートの発行を通じて、三菱重工が提供する価値および方向性について、幅広いステークホルダーに向けて発信していくとしている。

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