日立産機システム、荷振れ抑制機能を標準搭載したホイスト「SuperVシリーズ(4形)」を販売開始

 ㈱日立産機システム(東京都千代田区)は9月21日、荷振れ抑制機能を標準搭載したホイスト「SuperVシリーズ(4形)」を10月から販売開始すると発表した。

 ホイストは、工場内の天井クレーンを中心に幅広い用途で使われている。一般的に、つり荷を搬送する際には慣性が働くことから、クレーンを停止させると荷振れが発生する。作業効率を高めるためには、荷振れさせないよう操作者がつり荷の振れ幅に応じて後追い操作(追いノッチ操作を行うことで、振れ幅を低減させるが、追いノッチ操作を行うには熟練された技術が必要だった。

 今回販売開始するホイスト「SuperVシリーズ(4形)」は、追いノッチ操作を自動で行うことで荷振れを従来製品比で4分の1以下に軽減する荷振れ抑制機能を標準搭載している。同機能により、熟練操作者でなくても容易に荷振れを抑えることができ、作業時間の短縮が図れる。また、ワイヤロープの最も負荷のかかる部分の使用状況を自動測定できるほか、作業時間や故障履歴、荷重別の使用頻度などのデータを本体パネルで確認できるため、メンテナンス性が大幅に向上する。さらに、データをUSBメモリに保存することにより、稼働状況の的確な管理が可能となる。

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