本田技研、アメリカ工場に300億円を投資

 本田技研工業(ホンダ)は9月18日、アメリカ中西部オハイオ州の工場に2億6,700万ドル(約300億円)を投資し、新たに300人を雇用すると発表した。

 オハイオ州の工場は年間44万台を生産するホンダにとってアメリカ最大の工場で、300億円は主力セダン「アコード」の新型車を製造するための設備投資などに充てられる。

 日本の自動車メーカーでは、トヨタ自動車が今年4月、南部ケンタッキー州の工場におよそ1,500億円を投資すると発表したほか、8月にはマツダと共同で約1,800億円を投じる新工場の建設計画を発表している。

 アメリカのトランプ大統領は、貿易赤字を減らすため自動車メーカーに国内への投資を呼びかけていて、アメリカ市場を重視する日本企業の間では、これに呼応してアメリカへの投資を強化する動きが活発になっている。