タダノ、狭隘地への進入性に優れたラフテレーンクレーン、ピタゴラス「GR-130F」を9月20日から発売、年間50台見込む

 タダノは9月19日、ラフテレーンクレーン「ピタゴラス(PITAGORAS GR-130F」(最大吊上荷重4.9トン)を20日から発売すると発表した。標準仕様価格は4,300万円(税別)で、販売見込台数は年間80台。

 ピタゴラスは住宅建設向けに開発されたリーチタワー式ラフテレーンクレーンで、特に都市部における狭隘地への進入性に優れ、建設現場での電線および他の建設物などの障害物をクリアする形状を有したクレーン。コンパクトながら、ふところの深さを備えた作業領域で、従来は条件の厳しい近接作業でもクレーンを対象物にピッタリと寄せて、余裕の送り込み作業を実現する。

 電線超えの作業や先行足場工法、高架下やビル屋上などへの送り込み作業に、威力を発揮する。今回、市街地などでの安全走行をサポートするための先進のシステムや、環境に配慮した新機能を搭載し、発売した。

 ラフテレーンクレーン(Rough Terrain Crane)は、一つの運転席で、走行とクレーンの操作が行える自走式クレーン。不整地や比較的軟弱な地盤でも走行できるほか、狭隘地での機動性に優れています。今回発売のラフテレーンクレーンは、コンパクトさと小回り性を生かして住宅地や都市型工事において、活躍するクレーンの一つ。

 ニュースリリース