JX金属コイルセンター、川崎事業所を移転、JX金属倉見工場を能力増強

 JX金属は9月19日、倉見工場で生産される伸銅品のスリット加工を担うJX金属グループ会社のJX金属コイルセンター(以下、同社)は、2018 年 3 月に同社川崎事業所(神奈川県川崎市幸区)を移転すると発表した。

 川崎事業所の敷地では、同社設立以前からJX金属の倉見工場川崎分工場としてステンレス、特殊鋼の圧延製品の生産を行っており、既存の建屋、インフラ等の老朽化が進んでいる。。しかし、川崎事業所周辺環境の変化により大規模な建屋の増改築や設備増設が難しい状況にあるため、移転を決定した。

 移転にあたっては、既存の設備のリニューアルを行うとともに、既に発表しているJX金属倉見工場(神奈川県高座郡寒川町)の能力増強に対応するため、スリッター2 基、梱包ライン一式を新設する。これによりスリット能力の増強と品質高度化を図り、各需要家からの供給要請が強まっている箔製品(0.1mm 厚未満製品)や、長尺製品(8kg/mm製品)をはじめとするJX金属製品の安定供給体制を構築し、JX金属グル-プの事業基盤を一層強化していく。

<JX金属コイルセンター株式会社の概要>

名称:JX 金属コイルセンター株式会社

本社所在地:神奈川県高座郡寒川町倉見 3

代表取締役社長:西村 俊則

設立:1988年4月

事業内容:精密圧延製品のスリット加工

現川崎事業所住所:神奈川県川崎市幸区塚越4-301

移転先住所:神奈川県川崎市川崎区小島町4-3(最寄駅:京浜急行大師線 小島新田駅)

<川崎事業所の移転スケジュール>

移転先での生産開始:2018年3月を目途

移設完了:2018年6月末まで

   ニュースリリース