国際石油開発帝石、ノルウェー・バレンツ海西部PL767鉱区の権益を取得

 国際石油開発帝石は9月15日、子会社であるインペックス・ノルゲ社(INPEX Norge AS)を通じて、ノルウェー沖合のバレンツ海西部に位置する探鉱鉱区、PL767鉱区の権益40%をBayerngas Norge社から取得することで合意したと発表した。権益の取得は、ノルウェーで国際石油開発帝石が参画する初のプロジェクトとなる。

 鉱区は、ノルウェー領バレンツ海西部沖合約120㎞(水深300~400m)に位置し、鉱区面積は約211平方㎞。国際石油開発帝石は今後、ノルウェー政府及びオペレーターであるLundin Norway社(Lundin Petroleum社の子会社)との必要な手続きを経て、探鉱作業を通じ、石油・天然ガスの胚胎の可能性を調査していく。

 ノルウェーでは、ノルウェー領北海域を中心に、1960年代より石油・天然ガスの探鉱活動が活発に行われ、多数の大型油ガス田が発見された。その後、探鉱活動地域は北海より北方に位置するノルウェー海やバレンツ海にまで広がっている。バレンツ海は、数億バーレル規模の油ガス田の発見が近年相次ぐなど、更なる油ガス田発見の可能性のある有望なエリアである。国際石油開発帝石としても、2014年に設立したインペックス・ノルゲ社を通じ、今後もノルウェーで本格的に石油・天然ガス探鉱開発事業に取り組んでいく。

<PL767 鉱区の概要>

鉱区名:PL767 鉱区

鉱区位置:バレンツ海西部

鉱区面積:211 平方㎞

水深:300~400m

初期探鉱期間:2023年2月7日まで

パートナー及び権益比率:Lundin Petroleum 社(オペレーター):60%、国際石油開発帝石:40%

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