日本精工、欧州工作機械向け高速・静音こま式ボールねじを開発

 日本精工(NSK)は9月14日、欧州の工作機械向けに高速・静音こま式ボールねじを開発したと発表した。NSKは、欧州の インダストリー4.0に貢献する同製品を9月18日~23日にドイツで開催される「EMO Hannover 2017」に出展する。NSKは2018年1月より販売を開始し、2020年に10億円の売上を目指す。

 NSKではこれまで主に国内の工作機械市場をターゲットとして、『高速・静音シリーズ』や『高機能ボールねじ』などの新製品で、高度な市場の要求に対応してきた。今後インダストリー4.0により機械の高度化が進展している欧州市場で多く使用される、こま式ボールねじへの新技術展開が必要。このほど、NSKはドイツ工業規格 [ DIN ] に準拠した業界最高速のボールねじ 『欧州工作機械向け高速・静音こま式ボールねじ』を開発した。

 製品の特長は、こま式ボールねじにおいて業界最高* の送り速度を達成NSK独自の高速・静音技術の適用により、こま式ボールねじにおいて送り速度100m/minを達成した。工作機械のサイクルタイム短縮による加工効率の向上に貢献する。

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