日本産業機械工業会、7月の産業機械受注は前年比23.1%増の3,462億7,700万円

2017年9月12日発表

1.概 要

 本月の受注高は3,462億7,700万円、前年同月比121.3%となった。

 内需は、2,432億5,200万円、前年同月比117.2%となった。

 内需のうち、製造業向けは前年同月比96.6%、非製造業向けは同102.4%、官公需向けは同189.4%、代理店向けは同111.7%であった。

 増加した機種は、ボイラ・原動機(109.5%)、プラスチック加工機械(135.0%)、ポンプ(119.5%)、圧縮機(110.8%)、送風機(206.4%)、運搬機械(143.3%)、金属加工機械(171.6%)、その他機械(178.4%)の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(91.9%)、化学機械(89.8%)、タンク(53.2%)、変速機(59.3%)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。

 外需は、1,030億2,500万円、前年同月比132.4%となった。

 プラントは3件、116億4,800万円、前年同月比58.6%となった。

 増加した機種は、化学機械(165.7%)、タンク(344.4%)、プラスチック加工機械(170.1%)、ポンプ(107.5%)、圧縮機(301.4%)、運搬機械(138.6%)、変速機(152.9%)、金属加工機械(153.0%)、その他機械(225.0%)の9機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(58.5%)、鉱山機械(45.3%)、送風機(63.9%)の3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。

2.機種別の動向

(1)ボイラ・原動機:外需の減少により前年同月比83.6%となった。

(2)鉱山機械:鉱業の減少により同89.0%となった。

(3)化学機械(冷凍機械を含む):化学、鉄鋼が減少したものの、官公需、外需の増加により同100.6%となった。

(4)タンク:化学、電力の減少により同56.4%となった。

(5)プラスチック加工機械:その他製造業、外需の増加により同152.1%となった。

(6)ポンプ:官公需の増加により同116.6%となった。

(7)圧縮機:外需の増加により同166.8%となった。

(8)送風機:代理店の増加により同174.4%となった。

(9)運搬機械:業務用機械、建設、電力、運輸・郵便、官公需、外需の増加により同141.7%となった。

(10)変速機:運輸・郵便の減少により同69.1%となった。

(11)金属加工機械:鉄鋼、自動車、外需の増加により同165.9%となった。

      産業機械受注201708関連表

・(表1)産業機械 需要部門別受注状況

・(表2)産業機械 機種別受注状況

・(表3)平成29年7月 需要部門別機種別受注額