日本鍛圧機械工業会は9月8日発表した8月の受注総合計は210.2億円、前年同月比23.0%減となり、2ヶ月連続で前年割れとなった。プレス系の落ち込みは大きかったが、板金系は前年を上回った。プレス系の1~6月は好調に推移してきた。8月は北米向に一服感が出ている影響が大きいが、今後の設備投資意欲は高いと思われる。
機種別では、プレス系機械は77.4億円、前年同月比45.1%減。超大型が66.5%減、大型66.4%減、中型18.9%減、小型も37.6%減。油圧プレスは37.9%減、フォーミングが38.8%減、自動化・安全装置も17.7%減となった。板金系機械は71.5億円、前年同月比2.6%増。プレスブレーキが31.5%増だが、パンチング4.9%減、レーザ・プラズマも15.4%減となった。
内外別によると、国内は97.0億円、前年同月比0.7%減。一般機械は3.3%増、電機24.2%増、鉄鋼・非鉄金属も12.8%増だが、自動車が9.2%減、金属製品製造業は3.9%減となった。
機種計によると、輸出は51.9億円、前年同月比54.0%減。欧州向は24.5%増だが、北米向75.0%減、中国向30.5%減、韓国・台湾向53.0%減、インド向16.9%減、東南アジア向26.2%減となった。