日本電産は9月7日、急速に拡大する自動車の電動化へのニーズにお応えするため、EV 及び PHEV 向けに、トラクションモータ、ギヤボックスとインバータを含めたトラクションモータシステム(E-Axle)を開発、2019年から生産開始すると発表した。
世界をリードするモーターメーカーとして培ってきたノウハウをもとに独自開発した新冷却システムを採用し、従来品に比べてサイズと重量を大幅に削減。コストダウンとより広い車室内スペースの確保を実現できる。出力は小型自動車やセダンから SUV プラットフォームまで対応可能(40~150kW、1,200~2,550Nm)。
さらに、顧客の多様なニーズに応え、同社独自の冷却システムを搭載したモータを単体として販売することも予定しており、既存のギア装置や電動化システムと組み合わせることも可能となる。日本電産のトラクションモータシステムの重量は出力130kWの場合80kg。
顧客の要望に合わせて、電動ウォーター/電動オイルポンプ、シフト・バイ・ワイヤ用アクチュエーターなど、日本電産の他の車載製品を組み合わせて提供することも可能。
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