㈱日立産機システムは9月7日、24時間365日リアルタイムに稼働状況を把握できるクラウド監視サービス「FitLive(R)サービス」に標準対応したスクリュー式空気圧縮機「NEXTIIIシリーズ」を10月より販売開始すると発表した。
あらゆるモノがインターネットにつながるIoTが普及する中、製造現場においても設備機器が収集・蓄積したデータを活用し、生産ラインの稼働状況を見える化することで、生産性を向上させることへのニーズが高まっている。しかし、製造現場に欠かせない空気圧縮機をクラウドに繋ぐためには社内ネットワークを経由して接続する必要があるため、サイバーアタックなどへのセキュリティ対策や、オンプレミス(*1)でのシステム構築など、複雑な作業が必要だった。
今回販売開始する「NEXTIIIシリーズ」では、携帯キャリアの通信機能を標準搭載しており、通信網を活用し日立のプライベートクラウドに繋ぐことで、安全かつ容易に空気圧縮機のクラウド監視サービスを構築できる。パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを通じて、現場に設置された空気圧縮機の稼働状況を24時間リアルタイムに確認できるほか、異常が発生した際にはメールを即時配信し、初動対応の遅れを回避するとともに、故障対応時間の短縮が図れる。また、クラウドに蓄積されたデータはいつでも確認できるため、故障の未然防止や故障原因の早期発見が可能です。なお、「FitLive(R)サービス」は1年間無償提供(*2)するとともに、2年目も契約を継続する場合は製品保証期間の1年延長(*3)が可能。
*1 オンプレミス:サーバーやソフトウェアなどの情報システムを企業が管理する設備内に設置し、運用すること。
*2 NEXTIIIシリーズ新規ご購入時に、「監視サービス希望」を初期選択した顧客に限る。
*3 取扱説明書および本体貼付ラベルの注意書きに従った正常な使用状態で不具合が生じた場合に限る。
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