徐州工程机械集団有限公司の建設機械上場子会社、徐工集団工程机械が8月31日に発表した業績によると、売上高は前年同期比77.4%増の144億4,000万元、営業利益は6億4,000万元(前年同期9,900万元)、親会社株主に帰属する純利益は5億5,000万元(同1億2,700万元)と大幅に増加した。なお、躍進している油圧ショベル部門は、同社に含まれておらず、この決算概要は、年間売上771億元(2016年)とされる徐州工程机械集団有限公司の一部。
1元は約16.8円。
■伝統的な3つの主要機械がリード
トラッククレーンの売上高は倍増し、クローラークレーンの市場シェアは大幅に増加し、クレーン部門の売上高は業界トップにランク付けされ、ショベルローダは海外でブレークし輸出は96%増。道路機械は、ハイエンドレベルのダブルドラムローラー、12mのアスファルトフィニッシャ、200馬力以上のグレーダーなど製品市場シェアは着実に改善され、グレーダーは市場シェアトップとなった。
また、パイルドライビングマシン、ロータリードリリングリグ、ダイレクショナルドリルトゥドリルは40%以上シェア。衛生設備車の売上高は前年比で約60%増加し、トラッククレーンの市場シェアは業界トップの56%に達し、消防車の市場シェアは業界1位。 高所作業車の販売は倍増し、業界の市場シェアは50%、橋梁検査車の販売は50%増、高所作業者部門の売上高は半年で約1億元となった。
プロの道路整備機械支店を建設するため、アスファルト混合ステーション販売の総合的な開発は倍増し、同部門の売上高は45%増加した。シャーシ統合されたメンテナンス車のシリーズは完全に市場に出始め、道路整備機械の売上高は71%増加した。
■強い海外市場のパフォーマンス
製品の輸出は倍増した。 国家税関のデータによると、徐工ブランド製品の輸出は上半期トップにランク付けされ、海外市場のパフォーマンスは非常に目を引いた。
経営トップが個人的に展開した指導のもと、徐工は、アジア太平洋市場に多額の投資を行っているが、輸出売上高は前年比で増加し、アフリカの輸出収入は倍増した。クローラクレーン、ロータリー掘削リグ、ダイレクショナルドリルトゥドリル、コンクリートミキサー、タワークレーンなどが輸出された。350馬力の大型グレーダーをBHPビリトン最大の鉄鉱石生産地帯に納入した。
徐工ブラジルは、南米8カ国で多数の大規模な受注を得て上半期売上高は倍増、大規模な顧客とは協力協定に達した。米国では電気販売会社を構築するためKD工場の建設計画を開始している。またブラジル、米国でのR&Dセンター建設や、油圧ショベル用のマルチ弁、大型シリンダの開発強化を進めているとしている。