日清医療食品、新工場「ヘルスケアフードファクトリー亀岡」(京都府亀岡市)を建設

 日清医療食品(本社:東京都千代田区)は8月28日、同社ブランドである「モバイルプラス」を1日10万食製造可能な国内最大級のセントラルキッチンとして、新工場「ヘルスケアフードファクトリー亀岡」(京都府亀岡市大井町)を建設、8月26日に竣工したと発表した。

 同社は、医療・福祉施設・保育園などに特化した食事サービスの提供を行っており、この分野で最大手。病院、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、その他の施設からの委託件数は合計5,300件以上で、1日約120万食の食事サービスを提供している。

 同社によると、現在の病院・介護施設での食事サービスの現状は専門性の高い管理栄養士・栄養士・調理師を有し、その下に調理スタッフを配置している。2018年以降18歳の人口が減少、2022年には4大卒の新卒が減少、2025年には65歳以上の高齢者は3,657万人になる。労働人口が減少する中、同社及び給食業界には現状より高い要望が今後求められる。そのため、現状のビジネスモデルでは、今後社会からの要望に全て応えるには不安がある。

 今回の新工場は、最新設備の導入により加熱・冷却・包装等の製造過程の自動化を進め、ビジネスモデル転換を図るためのフラッグシップとして位置づけている。

<施設概要>

名称:ヘルスケアフードファクトリー亀岡

所在地:京都府亀岡市大井町並河亀ヶ渕46

敷地面積:26,434.47㎡

延床面積:15,202.71㎡

操業開始日:2017年12月(予定)

設計会社:中央設備エンジニアリング株式会社

施工会社:古久根建設株式会社

製造商品:医療・福祉施設で提供する一般食、治療食

製造数:約10万食/日:同社ブランド『モバイルプラス』

採用計画:300名採用(内150名が地元採用枠)

 ニュースリリース