シチズン時計鹿児島、6億円投じ新工場棟を建設、2018年4月稼働

 シチズン時計マニュファクチャリング(本社:埼玉県所沢市)は8月29日、連結子会社であるシチズン時計鹿児島(本社:鹿児島県日置市)に工場棟を増設すると発表した。

 シチズン時計鹿児島はシチズングループの腕時計部品の製造工場として1991年に創立した。腕時計の駆動装置(ムーブメント)に使用する歯車・ネジ・チューブ・軸・ピン・機械式時計特殊部品など精密部品を製造している。今回5年ぶりの新工場棟建設となり、2017年7月着工、竣工は18年3月、稼動は同4月を予定している。

 増設する工場は2階建てで同敷地内に5つ目の工場棟となる。1階部分は製造工場でこれまで分散していた工程を集約。工場全体で製造用機械を最適に配置することで生産能力を向上させる。2階部分は新たに給食施設を伴う社員食堂を設け、従業員の働く環境の改善にも取り組む。

 今回新工場棟を増設したことで今後需要が拡大した際にも柔軟な増産対応が可能となる。

 シチズン時計鹿児島は、腕時計の心臓部であるムーブメントの基幹部品を製造する主要な拠点。今後も引き続き同地区での事業拡大を積極的に行っていく。

<新工場の概要>

名称:シチズン時計鹿児島株式会社

所在地:鹿児島県日置市東市来町湯田5839番地

生産品目:腕時計用部品

敷地面積:47,947㎡

延床面積:2,776㎡(1階部分2,051㎡、2階部分725㎡)

構造:鉄骨作り一部2階建て基礎 RC鉄筋コンクリート、2階床鋼板デッキ上にコンクリート

投資金額:約6億円

従業員数:350名(今後段階的に20名新規採用予定)

着工:2017年7月

竣工:2018年3月

稼動:2018年4月

 ニュースリリース